家族支援について
家族支援とは、隊員が派遣された場合、残された家族に対し支援活動を行うことです。
この施策は、東日本大震災の災害派遣活動にあたった隊員のうち、被災者となりながらも任務を遂行した隊員の「家族の悲劇」を反省とした救済の手を差し延べる施策です。
自衛官は、事が起きれば何時・如何なる時でも出動し、その任務を遂行しなければなりません。誰しも家族があるように隊員にも家族があり、その中には、今、家族を置いて離れることができない状況の隊員もいることでしょう。それでも自衛官である以上は職務を優先して任務にあたらなければなりません。
そこで、それらの問題・心配を抱えながら任務に着く隊員が、安心して職務に専念できるよう、残された家族に対し必要な支援をしようと立ち上がったのが隊友会であり、この、残された家族に対する支援活動が家族支援です。
支援の要領、形態は様々ありますが、今回管内駐屯地と協定を締結しようとしているのは、大規模震災等が発生した場合において、会員居住区が被災していない場合を条件として、派遣された隊員家族の安否確認や隊員家族への必要な生活支援を実施することを協定するものです。