会長就任挨拶
この度、平成28年2月20日に行われた理事役会において、坂元会長の後任として札幌地方隊友会長に信任をいただいた若月寿一です。
平成24年7月に陸上自衛隊を退職し、爾来隊友会活動に従事して4年、まだまだ若輩者ですが、会長としての責務を誠実に果たしていく所存です。
隊友会の活動は、平成23年度から公益社団法人となり5年目を迎えております。
これまでの自衛隊に対する各種協力・支援はもとより、国民と自衛隊の架け橋として相互の理解を深めるとともに防衛意識の普及高揚に努めるための各種公益事業の充実に取り組んでおります。
昨年9月に安全保障関連法案が可決成立し、平時から有事に至る事態への切れ目のない対応や、限定的ながら集団的自衛権の行使が可能となり、我が国の抑止力が向上するとともに、国際社会の平和と安全に積極的に貢献することが可能になりました。
また、平成28年熊本地震における災害派遣活動においても、我々が経験した以上のスピードと質が求められ今もなお自衛隊は懸命に国民の負託に応えるため現地で活動中であります。
今後益々自衛隊に対する国民の要請と期待は高まり役割も拡大してまいります。
一方、自衛隊の応援団に任ずる隊友会は平成16年の正会員数約13万4千人をピークに年々減少し、平成26年末には約7万7千人まで減少していることも事実ですし、会勢の拡大は急務です。
私の隊友会活動への思いは、「勤務した時代、環境は違えども、共に国防に任じた誇りと組織への恩返しの気持ちを持ち、隊員のため、部隊のため、地域のため、そして地域の皆様と自衛隊との架け橋として活動する連帯の思い」であります。
その思いを持ち続け、仲間を増やし、会員の皆様と一歩一歩前進していきたいと思います。
平成28年5月吉日
札幌地方隊友会長 若 月 寿 一